puttinpuddinのブログ

コンサルタント見習いの仕掛かり作業

均衡状態と機会

ファクトを見るときには、「他にどんな条件が揃ったらGood newsになるか」と問うようにしている。新規事業に限らず、凡ゆる改革を考えるにあたって心掛けるべきだと思っている。

 

現状は一種の均衡状態であり、それなりに頑強にできている。この均衡はメカニズムを紐解き、ポイントを見極めて閾値を超える干渉をすることで初めて崩すことができる。

 

そのような「ポイント」と「干渉」をまとめて「機会」と呼ぶが、そんなものそう易々と見つかりはしない。油断するとすぐにBad newsに導かれてしまう。そんな訳で、ファクトには強い意思を持って向き合う必要があるが、一方で、意思を強く持ち過ぎると教条主義に陥り、現実を歪めてしまう。

 

冒頭の問いはそんなジレンマを解消すべく捻り出した。この問いを発し続けることで正しい姿勢を保てるのではないかと期待している。