puttinpuddinのブログ

コンサルタント見習いの仕掛かり作業

経験の個別性

周囲の人たちから見て学ぶというのは本当に大切だと思っている。人間は自分の置かれた苦境をユニークで孤独なものと捉えがちだが、その経験の大半は、良くも悪くも恐ろしくありふれている。我々は誰もが世界に包摂されており、この世界をただ一人で経験する必要なんてない。

 

他方で、身体的・個別的な経験が言語や意味を通じて一般性や普遍性に還元されていく中でも、それでも尚、ひとつひとつの苦境や苦悩の中に、他の誰とも分かち得ない自分だけの経験というものは確かにある。先の観念はそうした経験の発見を促す。

 

僕は科学や哲学のような営みを愛している。それは一回性の経験から普遍性を析出することで、個人を共同体に繋ぎ止めるからであり、また、それを通じて個人が本当の個別性に出逢うことを可能にするからだ。包摂と孤独は矛盾しない。