puttinpuddinのブログ

コンサルタント見習いの仕掛かり作業

稀少な資源

抽象論且つ暴論だが、知的生産の成果を最大化するには、考える覚悟と技術を持った人間に潤沢な時間を与えることが一番効くと思っている。

 

しかし、不思議なもので、何かやろうという話になると、覚悟も技術もない人間を頭数だけ集めて覚悟と技術のある人間の貴重な時間を総出で削りに行くのをまま見る。

 

余程専門知識が豊富か、短時間で解を出す訓練をしていない限り時間を投下してない人間は足枷にこそなれど推進力にはならない。「皆でアイデアを出し合う」なんて、合意形成の手法としてはある程度有効かもしれないが、意味のあるアイデアを出す方法としては最悪だ。

 

知的生産に必要な覚悟と技術は極めて稀少なものだが、その稀少性を多くの人は見誤っている。自分が条件を満たしているかも日々問いただすべきである。