puttinpuddinのブログ

コンサルタント見習いの仕掛かり作業

leadershipについて

「より良い状態」を構想しそれを実現しようと知性を用いている人に出会うと心が洗われる。僕はその姿勢こそがleadershipと呼ばれるものだと思っている。その「より良い状態」がどんなに些細なものであっても。

 

そうしたleadershipの裏には、それまでに培ってきた自分自身への信頼と共同体への愛がある。やさぐれていた頃は、「未来に希望を見出せていないとしたら、それは知性の怠慢だ」と考えていたし、今でも自分に対してはしばしば用いるが、そもそも未来に希望を見出そうとする姿勢の裏にはもう少し複雑な背景があり、美しいものはむしろそちらに宿るのでは、と考えるようになった。

 

哀しいことに自己責任論が吹き荒れ個人主義が跋扈する時代だが、そんな中でも、健全な自尊心を育み、周囲に目を向けて共同体を自ら見出し、より良い未来を構想する生き方を選択することはできる。生まれ育ちによって敷居の高さは異なるけれど、それでも、これは可能性の問題ではなく、選択の問題だと信じている。