puttinpuddinのブログ

コンサルタント見習いの仕掛かり作業

bullshit job

少し前に、ブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事)という本が流行った。当時は自分の目の前の仕事を「ブルシットジョブ」だと形容する人を度々見かけた。何かを糾弾しているつもりかもしれないが、その実、「自分は仕事の意義に納得していなくても命じられれば従います」と宣言しているのに等しい。自尊心がないのかと問いたい。

 

尊厳を掴み取るのにまず必要なのは、力ではなく意思と勇気だと思っている。実力主義的な社会だと、力がないと望むことすら許されないような空気がたしかにある。だが、実際には、力は後からついてくるもので、どんな場合でも、先にあるべきは意思である。論証はしないしできないけれど。

 

環境を作る側でもそこに参画する側でも、この順序を正しく認識して制度や行動に落とし込めている人は存外に少ない気がしている。