puttinpuddinのブログ

コンサルタント見習いの仕掛かり作業

分析は演繹なので

分析は演繹なので、分析の結果に「示唆深くない」と感じたときには、前提に当たる命題を追加したり洗練したりすべき。

 

演繹であるところの分析のゴールは、価値の高いGrounds - Warrant - Claimsのセットを発見することになる訳だが、どこから手をつけるべきか。僕は大きく2種類を使い分けている。

 

①:Claims → Grounds → Warrant
Warrantから考え始めると効率が悪い。他方でGroundsは一定の幅に収まる。Claimsを仮定し、 Claimsと仮置きのGroundsから必要なWarrantを探索する処理を走らせて、幾つかのGrounds+Warrantのセットを洗い出してから、それぞれに厳密な検証を行う。

 

②:Warrant → Grounds + Claims
一方で、①のやり方だと飛距離が出ず、想像の範囲を超えてこない。よって、Groundsを固定しないまま、主題の関連性のありそうな範囲で絞り込んだWarrantを入れ替えながら、Grounds - Warrant - Claimsの組合せを洗い出す。当然ながら①に比べて効率は悪いので、Warrantがindex化されていることが重要になる。

 

探索的な局面では、暫定的な答えが出ていないストレスフルな状態を一刻も早く抜け出したいので先ず①に着手し、それだと悔しいので②で加点を狙いに行く。

 

「分析は演繹である」という命題は言われてみればなんのことはないのだが、改めて定式化してみると頭の使い方が明瞭になって面白い。キャリアのもっと早い時期に得ることができていれば随分と違ったように思う。