puttinpuddinのブログ

コンサルタント見習いの仕掛かり作業

チームマネジメントに関する個人的な課題

1on1に頼らず、一対多のチームmtg主体でどこまでチームのパフォーマンスを高く保てるかをしばらく追求してみようと思っている。


1on1では伝える相手が明確なのでメッセージを研ぎ澄まし、真摯に伝えることが出来ている(と自負している)が、一対多になるとこの前提がいきなり脅かされる。全員のANDをとると事務連絡のような内容になるし、ORにすると情報過多や冗長になる。多少の過不足を許容しながら、本質的なメッセージを設計するのだろうと頭では理解しつつ、実践するとなるとまあ難しい。

 

放っておくと個別解を追求しがちな自身の性向を正しく制御して全体最適を追求しましょうという話でもあり、不器用な僕にはなかなかチャレンジングである。コツを掴めばとことんやり込む質なので、フレーミングが馴染むまでの間の辛抱かもしれないが、裏を返すと、これまで散々やり込んできた1on1中心のスタイルから脱却することでもあり、定着には意識的な鍛錬が必要になる。正直言って、これまでのやり込みの反動で、心理的な抵抗感も大きい。

 

とはいえ、チームの中にはこれまで僕が果たしていたロールを十分に担える層が育ってきてくれており、彼ら/彼女らの成長のためにも、僕だけがいつまでも従来通りのやり方を続けている訳にもいかないという切迫した事情もある。この辺りは本当に、ラクをさせてくれない素晴らしい業界だと思う。

 

そんな訳で、ただの決意表明のような投稿になったが、チームマネジメントのスタイルを変えることに取り組んでみる。これまで必要に迫られてこなかったためにエンジニアリングの対象とできてこなかった領域でもあるので、楽しみではある。ゆくゆく、学びが深まったら、言語化することも増えるかもしれない。

 

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ところで、このマネジメントスタイルの転換は、一般には係長から課長へのシフトの際に直面するチャレンジに当たる。経営コンサルティングの仕事と経営の仕事は違うとよく指摘されるし、僕もその通りだと思っているが、この件のように一人のビジネスパーソンとしての課題に向き合っていると、この当然の命題を改めて痛感する。クライアントのほとんどの方達はこうした課題にその人なりの解を見出してきているので、学ばせていただきたいと思うと同時に、様々な面で自分よりも遥かに成熟している彼らとある一瞬だけでも対等に話をするには、職能と職業倫理による一点突破での戦い方が必要だと改めて思わされる。