puttinpuddinのブログ

コンサルタント見習いの仕掛かり作業

クライアントを選ぶ

professionalたるもの、クライアントに全力でserveするのは当然のことだが、誰をクライアントにするかは真剣に選ばなければならない。

 

受注型ビジネスだからと言って受け身になって然るべきというのは誤った論理展開であり、なんらかの卓越を提供したいのであれば、そこには自分なりの正義や美意識とそれに基づく蓄積が必要になる。そして正義や美意識が明瞭であればあるほど、それを受け取れるクライアントは限られてくる。選別は必然だと言える。

我々は比較不能な価値の世界に生きており、正義も美もそう易々とは措定できない。原体験のような簡単な説明は往々にして成り立たないし、絶えず変化する自分自身を感得するのも言語化するのも辛く骨の折れる営みではある。しかし、だからといって、たとえば経済価値や他者からの承認のような安易な代替指標で表現しようとするのは、単なるニヒリズムであり、これは避けねばならない。卓越は自身で価値判断を積み重ねた先にしかない。